生活の介助で気を付けたい3つのポイント
訪問介護の中で多いのが、入浴・食事などの「生活の介助」です。
未経験の方にとっては「どんな動きに気を付ければいいの?」と迷うことも多いはず。
ここでは、現場で役立つ具体的な所作や方法を3つのポイントに分けてご紹介します。
① 体の動かし方は「てこの原理」を意識する
介助で腰を痛めやすいのは、無理な姿勢や力任せの動きが原因です。
ベッドから起き上がってもらうときは、腰ではなく膝を曲げて重心を下げましょう。
片手で支えるのではなく、自分の腕と利用者様の腕を組むようにして「てこ」を使うとよいです。
この動き方を守るだけで、介助する側の負担がぐっと軽くなりますし、ご利用者様も安定して動けます。
② 入浴では「先に準備を整える」
入浴や排泄介助は、その場で慌ててしまうと転倒や事故につながりやすい場面です。
入浴では浴室の床が濡れていないか、マットは滑らないか確認してから介助に入りましょう。
そしてタオル・着替え・石けんなどをあらかじめ手が届く場所に置いておきます。
③ 食事介助は「姿勢と一口の量」がポイント
食事の介助で一番注意したいのは誤嚥です。
口へ運ぶスプーンは「山盛り」ではなく、スプーン半分程度を目安にしましょう。
次のひと口を入れる前に「飲み込んだかどうか」を確認しましょう。
こうした動作を守るだけで誤嚥のリスクはぐっと減り、「食べる楽しみ」を安心して支えることができます。
伊勢原市に拠点を置く当施設では、訪問介護スタッフを募集中です。お気軽にお問い合わせください。